iTunesでビートルズの楽曲配信がスタート

The Beatles. Now on iTunes.

2010年11月15日（日本時間0時）、ビートルズの楽曲がiTunesストアで配信されました。

13枚のオリジナル・アルバム、パスト・マスターズ1＆2、赤盤、青盤、それにThe BEATLES Box Setが購入できるようになっています。

価格はオリジナル・アルバムが2000円、パスト・マスターズと赤・青盤が3000円、Box Setが23000円となっており、1曲200円での購入も可能です。

配信前日のiTunesストア

前日からiTunes上では”明日、いつもと同じ一日が、忘れられない一日になります”との意味深げなメッセージが掲載されており、期待が高まっていました（画像は英語オリジナルの画面）。

発売当日、iTunes上でのベストセラーアルバムトップ100には上記17アルバム全てがランク・インし、さらにうち15枚はベスト50にランク・インしていました。

Hey Jude演奏シーン

また、11月21日の日曜日時点で、最も多くダウンロードされた楽曲は”Hey Jude”でした。

iTunesストアを運営する米Apple Inc.と、ビートルズが設立した英Apple Corps Ltd.とは、”Apple”の商標をめぐり2007年までの10年間を争っていたし（現在は和解し米Appleが商標を取得している）、その後もビートルズの版権を持つEMIがデジタル・コピーに懸念を示すなど、iTunesでの配信までには様々な障害があり、今回それらがようやく乗り越えられた形です。

ポール・マッカートニーは、以前からEMIが楽曲のデジタル配信に否定的だったことに対し、批判をしていました。

ようやくやっと、聞きたい時に手軽にビートルズが入手できるようになったというわけですね。

それにしてもiPhoneやiPadなど、日本でもブランド力のあるAppleですが、従来の楽曲をネット配信するだけでここまで大体的に扱うんですから、さすがはザ・ビートルズ！